JSAI2026 1日目
2026年度 人工知能学会全国大会(第40回)の現地参加メモです daiiz.icon 2026/6/8
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ブログ
https://daiiz.hatenablog.com/entry/2026/06/08/235900
Webインテリジェンス:WebインテリジェンスとAI安全性
JSAI2026 生成AIを巡るユーザー移行とコミュニティ対立の構造分析
JSAI2026 AI生成音楽による日本音楽のグローバル展開戦略
JSAI2026 制御可能なMulti-Interest推薦モデルの提案
JSAI2026 アプリ操作ログからのユーザ属性推定手法の検討
JSAI2026 クラウドソーシングにより得たラベルからのEnd-to-endモデリングにおけるゴールドデータの利活用に関する検討
計算社会科学
JSAI2026 テレビ情報空間における発信・受信情報多様性の定量的評価
知識の利用と共有:知識表現と知識構造化
JSAI2026 言語オントロジー階層構造に基づいたリンク予測向け知識グラフ表現集約手法
JSAI2026 組織経験を戦略的資源として活用するためのオントロジーの構想
JSAI2026 ベイジアンネットワークを用いた企業の価値構造のモデル化と生成AIでの活用
JSAI2026 再利用可能なプロンプトとしてのユーザー編集の抽象化にむけて
エージェント:エージェント計画と最適化
マルチエージェント型推論へのプロンプト最適化
発表者不在のためスキップ。残念!
基調講演: 人工知能とビジネスシステムアーキテクチャの共進化(國領 二郎 氏)
経営学の観点からAIを考える
技術と社会の相互作用
技術、インセンティブ、制度
アーキテクチャ(構造)進化モデル
AIは内製化を加速させるのか?
アーキテクチャ概念
近年は法学などでも使われるようになった
アーキテクチャ
下位システムの役割分担とインターフェースの構造設計
認知限界とアーキテクチャ
インターネット時代から研究していたが、むしろAIとの方が相性が良い理論だったのではないか
人間の認知限界が大きく変わろうとしている
人間の認知能力を前提に設計されてきた全てのシステムのアーキテクチャがAI agentの認知能力に合わせて再設計される
技術と社会を統合したアーキテクチャで考える
アーキテクチャの決定と進化のプロセス
制約となっているプロセスを最大限有効活用するように決定される
技術がボトルネックを緩和 or 除去
従来のボトルネックが解消されたとき、新たなボトルネックが浮上
→ システム全体がパフォーマンスを最大化するようにアーキテクチャが変容していく
① ソフトウェア生産性
生産性制約の解消
ハードウェア能力 → ソフトウェア生産性
これまで: ソフトウェアの開発し直しのコストがでかすぎて、ハードウェアの進化についていけない
仮説: モノリシックな設計が復権するか
ハードごとに最適なプログラムを書けばいいのではの時代が来るか?
汎用の撤退
モジュラー(組み合わせ)↔ インテグラル: モノリシック(すり合わせ)
AIが現場特有の暗黙知を学習してカスタマイズ
暗黙知は人間だけのものなのか?
② アーキテクチャ決定要因としての責任
AI時代の責任分岐
製造者責任
タクシーモデル
利用者責任
自家用車モデル
自動車産業でのドライバー責任
天災として社会が責任を負う?
どちらをとるかでビジネスアーキテクチャが大きく違う
責任とは
民法(賠償責任)、刑法(善管義務)
AI時代における善管義務とは何か
③ 調整費用(取引費用)の低下
AIが調整コストを劇的に下げたことによって、中間流通(探索コスト)がいらなくなるか?
組織も流動化するか?
調整のアーキテクチャ
絶対(唯一)神モデル
すべての情報を一元管理し最適化
八百万モデル
「データ主体」の数だけagentが生まれ、共同利益を探索しながら調整
現場適用はこっちから始まるだろう。ただしこれがずっとそうかは議論が必要。
調整のアーキテクチャ
購買代理エージェント
1990sの検索エンジン(メタデータを使ったグーグル型のサーチエンジン)の登場で一瞬、これの時代が来たと思われた時があった
個人の購買能力がエンパワーメントされた
→ そうならなかった。代わりにターゲット広告の強力な[ビジネスモデルによって実現されなかった。
販売代理エージェント
④ 「主権」問題
データをめぐる主権問題
地政学的な制約
プライバシー問題、パーソナルデータの取り扱い
データへのアクセスコントロールの権利
秘密鍵、識別子
個人のPC内で完結するか、ビッグテックを信頼するか
アグリゲータ
分野特化サービスとして提供
データ主権を個人の手元に残しながら、データの利活用を促進する
証明書付きのアクセストークン
個々のデータをゼロトラストで守る必要が出てきた
→ 事例: 「めぶくデータ連携」
ユーザー主権を守りながら情報共有を促進
自分からデータを出してもらう仕組みづくり
利他主義の重要性
「共同体」の再構築
献血の教訓や情報銀行の経験も活かす
金銭には変換できないご褒美、奉仕への感謝を示したい
地域コミュニティでのミクロな貢献の積み重ね
デジタルによって自分の行為の社会的帰結を可視化
データ共有合意形成プラットフォーム
民間でやるべきなのか、違うのか?
難しいことなのでいつでもプラグを抜けるかたちで試行錯誤していくしかない
情報は本来分け合いが相応しい
非排他性、非消耗性、非マージナルコスト、ネットワークの外部性(集積価値)
工業文明とは違うパラダイムが必要
経済のパラダイムの変容
所有権販売 → アクセス件付与
XaaS、シェアリング、サブスクリプション、サービス化
我々はどんな社会を構築したいか
文明の転換点にいる
パラダイムを変えないと格差社会で社会は崩壊する
研究者としての矜持を守ってことにあたりたい
#JSAI2026